18th C. French Creamware Plate, Chantilly C
¥50
SOLD OUT
グリーンのフリルリム皿C フランス18世紀終わり頃
リムを縁取るグリーンと淡い象牙色の組み合わせが、どこか春めいた雰囲気。ボタニカルなデザインにモダンさも漂いますが、Chantilly(シャンティイ)窯の刻印のある18世紀終わり頃の品です。Soft-Paste Porcelain(ソフトペースト)と称されるやわらかな質感やマットな艶、彫塑のようなフォルムが魅力的な古い時代の陶磁器。Wedgewood(ウェッジウッド)などで知られる、イギリスのクリームウェアをベースにしたものです。風格がありエレガントな品ながら、明るくシンプルでアート作品を見るような楽しさもあります。オブジェとして、一枚のお皿として、何をのせてどんなふうにディスプレイしようか、イマジネーションを刺激してくれそうです。
※Chantilly(シャンティイ)窯は、パリに近いフランス北部の地域で1730年に創始しました。初期の製品には、中国や日本の陶磁器に影響を受け、柿右衛門窯(有田焼)の色絵を模したものなども多く見られます。中期には枝分かれするかたちで、(ドイツのマイセンなどに代表される)ロココ調の硬質磁器の生産を目指すようになりました。19世紀に近づくと、時代の趨勢により(王政や貴族文化とともに)衰退していきますが、残存する品々は当時を偲ばせる美術品として珍重されています。
【商品のディテールC】
大きな欠けやひびなし。全体に黒点や異物(窯焼きの際に生じたと思われる)あり。見込みに1箇所染みあり。リムに色とび、小さな剥がれあり(写真○で囲まれた部分)。リムの縁にも、ほとんど目立ちませんが剥がれ(写真○で囲まれた部分)が見られます。釉薬の成分変化により、日にかざすと(シャボン玉のように)虹色の油幕のような艶が見られます。色味は象牙色。暗いところではやや黄味が強く見えます。リムの緑の色味はビリジアンに近いです。古いもので無傷ではありませんが、使用感のないきれいな品です。
※色味は自然光で見た時のものです。ご使用のブラウザや個人の感覚の違いなどにより差が生じます。ご了承ください。
【サイズC】
約直径23cm(リム幅3cm)×高さ1.8cm
※新品ではないため、経年変化による小さな傷や汚れ、歪みなどがございます。ご了承のうえご注文頂けますようお願い致します。ご不明な点はご注文の前にコンタクトよりお問い合わせください。