19th C. French Floral Oval Platter, Cul Noir
¥50
SOLD OUT
キュノワール花絵皿 フランス 19世紀
貫入や穴あきのある白釉の陶肌に、素朴なタッチで描かれた藍色の花絵。コントラストと言うべきか、調和と言うべきか迷います。ラフな風貌に花絵が楚々とした華やかさを添えているようでもあり、鄙びた雰囲気を一層深めているようでもあり。一体となって醸し出される、何とも言えない味わいに惹かれます。キュノワール(Cul Noir)は、フランス語で黒い(Noir )お尻(Cul )という意味。(写真のように)裏側に茶色の釉薬が使われています。ノルマンディ地方のルーアン(Rouen)かフォルジュ・レゾー(Forges les eaux)で、19世紀に焼かれたもの。この種の皿に、花束や花籠の絵付けがしてあるのは珍しくありませんが、リムにやや大胆に「花の咲いた小枝(Decor A La Brindille)」と呼ばれる伝統的な絵柄が描かれているのを、(わたしは)あまり見たことがありません。ボリュームのある力強い質感に、緩くやわらかなフォルムもまた個性的。アートを眺めるような魅力溢れるお皿です。
【商品のディテール】
大きな欠けやひびなし。歪みあり。色味は表側やや青みがかった白。絵付けは灰色がかった藍色。裏側明るめの茶色。貫入あり。釉薬のムラ、穴あきや黒点(窯焼きの際生じたと思われる)あり。目跡(器を重ねて焼いた際の跡)あり。裏面に異物(窯焼きの際生じたと思われる)あり。所々白釉のとびあり。高台部分に擦れによる傷あり。無傷ではありませんが、窯焼きの際に生じたと思われる創痕がほとんどです。
※色味は自然光で見た時のものです。ご使用のブラウザや個人の感覚の違いなどにより差が生じます。ご了承ください。
【所品のサイズ】
約W33cm× D25cm× H2~3cm
※新品ではないため、経年変化による小さな傷や汚れ、歪みなどがございます。ご了承のうえご注文頂けますようお願い致します。ご不明な点はご注文の前にコンタクトよりお問い合わせください。