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ティーボウル碗皿G　イギリス18世紀終わり頃

ハンドルのないティーボウル。中国の茶碗を真似てつくられました。紅茶は貴重品だったため、今の時代のティーカップに比べると小振りです。ボウルからお茶が溢れ出してもいいようにお皿は大きく深め。溢れたぶんはボウルに戻したり、そのまま飲んだりすることもあったそう。

こうしたタイプの茶器は、ハンドル付きのティーカップがつくられる以前、18世紀頃のものだと言われていますが、ご紹介しているボウルは（私見で）もう少し後につくられた品のように思われます。古い時代の茶器はカラフルな絵付けが多いですが、墨絵のような花籠が可愛らしくもシックな印象。19世紀半ば、陶磁器に黒やブルーグレーなど単色の絵付けが好まれた時期があるそうです（ヴィクトリア女王が夫亡き後、黒のドレスを身に付けるようになったことなどから）。その頃の品かもしれません。いずれにせよ古陶磁に変わりはなく、ひとつひとつ手描きの味わいの異なる絵付けや、フォルムの歪み、灰色がかった乳白色のやわらかな肌合いなども魅力です。

※イギリスのスタッフォードシャーにあったニューホール（New Hall）窯で、18世紀の終わり頃に焼かれたものであることがわかりました。黒単色の花籠の絵付けは、パターンナンバー（No.308）のある装飾柄だそうです。

※OVALで扱っている商品は、（食品衛生法により）装飾用、観賞用として輸入販売しております。古い陶磁器を使用されるうえで不安がある方には、ご購入をおすすめしません。

【商品のディテールG】
欠けやひびなし。全体に釉薬のムラあり。（窯焼きの際に生じたと思われる）黒点、小さな異物などあり。ボウルの見込み部分の黒点が（砂を散らしたように）やや多めに見えます。底に貫入のような傷あり。皿の裏にも黒点多めの箇所あり。写真をご参考になさってください。色味は白。暗い場所ではややグレーがかって見えます。絵付けは黒の濃淡。艶あり。無傷ではありませんが貫入や色付きなどは見られず、使用感のほとんどない品です。

※色味は自然光で見た時のものです。ご使用のブラウザや個人の感覚の違いなどにより差が生じます。ご了承ください。

【サイズG】
ボウル 口径8.2cm× 高さ5cm
皿 直径13cm× 高さ3cm

※新品ではないため、経年変化による小さな傷や汚れ、歪みなどがございます。ご了承のうえご注文頂けますようお願い致します。ご不明な点はご注文前にコンタクトよりお問い合わせください。